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Channel: 山中温泉のてんこもり
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今日の山中節 オーケストラによる山中節

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交響的素描「石川」 -加賀と能登の歌による- 第2楽章 「山の女」山中節より / オーケストラ・アンサンブル金沢  指揮 岩城宏之

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「山中節」と一口で言ってもそれは多種多様。
民謡の枠を超えて、古今東西多くの演者によってさまざまなスタイルに形を変えて今日まで歌い継がれてきました。
これまでにも、いろいろなジャンルの山中節をご紹介してきましたが、今日はオーケストラによる山中節のご紹介。


1988年、世界的指揮者 岩城宏之氏(1932-2006)を音楽監督に迎え、
日本初のプロによる室内管弦楽団として設立されたオーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)。
世界中から指揮者や演奏家を招き、その国際色豊かな編成と、
少人数ならではの響きの美しさを重視した精度の高いアンサンブルが特徴と言えます。


この作品は2000年、岩城宏之氏の委嘱により作曲家徳山美奈子氏が北陸三県の民謡をとりいれて作曲。


『交響的素描「石川」 -加賀と能登の歌による-』 

この楽曲は三つの楽章から構成されています。

1.《町のこども》加賀のわらべうたより
2.《山の女》山中節より
3.《海の男》七尾まだらより

楽曲制作にあたり徳山氏は、能登の海の荒々しい波に象徴される男性的な風貌と、
色艶のある山中節をはじめとした女性的なきらきらした輝き、
この地方が持つ対照的な二つの顔に引かれ、その世界観を優美に表現したいと制作に挑んだそうです。


”第2楽章《山の女》山中節より”は、山中節の特徴でもある女性的な色艶をオーボエ、チェロがゆったりと唄うように表現。
OEKの響きの美しさと煌めきが楽しめる山中節となっています。



2002年10月11~13日 石川県立音楽堂コンサートホールにて録音。

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